やまぶん薬局《学校薬剤師》
先日、市内小学校の学校保健委員会に講師として参加してまいりました。
お子さんやご家族が小中学生の方はご存知かと思いますが、今年度から、静岡市内の小中学校で、エアコン導入の工事がはじまりました。
これまで、静岡市の小中学校普通教室のエアコン設置率は1%で、県平均の12.5%、全国平均の約40%を大きく下回っていました。
学校の教室の温度は、学校保健安全法という法律の学校環境衛生基準で、昭和32年より長年にわたり
「10°C以上、30°C以下であることが望ましい。」と規定されていました。
私も数年前から学校薬剤師として活動してまいりましたが、教室の空気検査の際、毎年夏は基準値30℃を上回る気温が観測されていました。
「児童にとっても、耐えうる暑さではない。エアコンは必要最低限の環境整備」と学校薬剤師会でも意見をあげていましたが、なかなかエアコンの導入には至りませんでした。
それが、急に全市内小中学校にエアコン導入決定!
実は、学校環境衛生基準の温度の項が、平成30年4月1日より改正され、
望ましい温度の基準が「10°C以上、30°C以下」から「17℃以上、28℃以下」に見直されました。
この改正により静岡市内の学校のエアコン導入が急に決定したのかもしれません…
法律の効力はすごいです。
皆さま選挙には行きましょうね(^-^)
前置きが長くなりましたが、学校保健委員会のテーマは、冬の上手な過ごし方でした。
エアコン導入によっての、冬のエアコンの使い方、室内外での服装による体温調整方法について、皆で学びました。
また、最後には、手洗い、うがい、咳エチケットの話も。
これからインフルエンザの流行が本格化してきます。
インフルエンザは普通の風邪に比べて感染力が強く、咳やくしゃみにより、飛沫は3〜5mの距離をほぼ新幹線の速さ290km/hで飛ぶそうです。
咳が出るときは他の方にうつさないためにも必ずマスクの着用を忘れずに。
また、もしマスクを外したタイミングで、くしゃみが、出そうになったら…
口は手で覆うのではなく、是非うでの内側で覆ってくださいね。
今回、小学生でも知っている児童がかなりいて驚きましたが、今は、海外ではそれが常識です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
最後に、最近、風邪やインフルエンザの予防に、クロモジ配合の飴が効果があるという研究結果が出たそうです。
https://www.ehime-u.ac.jp/wp-content/uploads/2019/11/636b085edb15bad67f9b160c5146f1e8.pdf
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